過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/30(月) 23:35:28.52 ID:wGZBoAUyo
由子「…………」


郁乃の言う通り、悪者は自分でなく洋榎の方ではないだろうか。
妹を救う為とは言え、友人をも躊躇い無く切り捨てんとするその態度。

更には身に覚えの無い濡れ衣まで着せられ罵倒されたのだ。
何故自分がそこまで酷く言われなければならないのか。


絹恵の事についての罪悪感と同情から、
由子は洋榎の横暴な振る舞いも許容してきた。
だが、それにも我慢の限度というモノがある。


由子の中に、洋榎に対する不満≠フ芽が芽生え始める。
それはまだ本人が自覚出来ない程に小さな感情であった。

しかし、その鬱屈した心情は確実に由子の精神を蝕み始めている。


郁乃「流石に死ぬと分かっていて業火に飛び込むアホはおらんしぃ……」

郁乃「そんなん勇気≠竄ネく、無謀≠ナ命知らず≠ネだけやんなぁ?」

郁乃「真瀬ちゃんは、そないな死に急ぎ野郎≠ニちゃうやろ?」


由子「…………」


恭子「ちょっと待ちいや! 好き勝手抜かすんもええ加減にせえよ、代行!」

恭子「そもそも、それは確実死ぬ≠艪、事が前提にある場合の話やろ!」

恭子「その前提が定かでない以上、今それを語った所で何の意味も無い!」


聞くに堪え兼ねた恭子が大声を上げ、郁乃の発言に異を唱えた。


恭子「……由子、代行の口車に乗せられたらあかんで……」

恭子「うちらの精神的弱さに付け込んで、仲違いさせよう目論んどる……」

恭子「人の心を弄び、苦しむ様を見て楽しんどるんや……」

恭子「ここで迷ったり隙を見せたら、あの人の思う壺やで……っ!」


由子「え、ええ……。そうね……」


郁乃「イヒヒ、末原ちゃんはいつでも前向きやなぁ……」

郁乃「まっ、何を信じるか、誰を信じるかは個人の自由やけどぉ〜……」

郁乃「真瀬ちゃんもお利口さん≠ノならんと……早死にするでぇ……?」ニマァ......


由子「……」ゾクッ



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