過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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836:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/02(土) 02:43:30.04 ID:YNGSMQLWo
洋榎(指切りか……おもろいやんけ……望む所や……)

洋榎(激痛に耐える我慢比べ……そこに運否天賦の不確定要素は皆無……)

洋榎(痛みへの恐怖さえ克服すれば、100%負ける事は無い……!)


洋榎(この勝負……うちがもろたわ……っ!)


洋榎は徐に左手を口元に当て、人差し指の付け根の肉を噛み切った。
流れ出る赤い鮮血は腕を伝わり、肘から地面にぽたぽたと垂れてゆく。


口内に広がる鉄の味を存分に堪能し、己の精神を狂気の世界へと導く。
それは痛みや恐怖に打ち勝つ事の出来る精神状態への移行であった。


絹恵「お……お姉ちゃん……なにして……」


洋榎「ふふっ……ふふふっ……ふふふふふっ………」


不気味な笑い声を上げながら、黒服に視線を向け洋榎は言った。


洋榎「なぁ黒服……はよ始めようや……」

洋榎「その指切り≠ニやらを……っ!」


恭子「正気か……!? 洋榎……っ!」


洋榎「…………」


恭子「アホな真似はよせ! こんな馬鹿げた勝負する必要なんか無いでっ!」


洋榎「恭子……ここまで来てうちが引くとでも思っとるんか……?」

洋榎「まして確実に勝てる勝負をむざむざとドブに捨てる阿呆が何処におる?」

洋榎「指程度で絹の命が救えるんなら安いもんや。何本でもくれてやるわ!」


恭子「洋榎……」

由子「……っ」


絹恵「やめてや! お姉ちゃんっ!」



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