過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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845:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/06(水) 00:28:12.27 ID:ha92MN8Ho
黒服「敗北が自らの死に直結しない洋榎様が勝負に参加する事は不適切≠ナす」

黒服「これは現状況を厳密に生贄選定ルールと照合して導き出された結論であり……」

黒服「誰にも覆す事の出来ぬ、最終確定事項≠ナございます……」


洋榎「せ、せやけど……っ! お前はうちにチャンス≠くれると……」


黒服「私は既に、貴女に絹恵様を救うチャンス≠差し上げました……」

黒服「それが、ラーの天秤≠ノよる正当性の検証≠ナございます……」


黒服「もし、洋榎様の主張に真瀬様のそれを遥かに凌駕する正当性があったなら……」

黒服「絹恵様は、この勝負をより有利な条件で闘う事が出来たでしょう……」


黒服「実際の所、それとは真逆な結果を招いてしまいましたがね……」


黒服「ですが、これは神の公平≠ネ裁定によるモノですから……」

黒服「例え不利を被ったとしても、貴女はそれを甘んじて受け入れねばなりません」

黒服「そうでなければ、真瀬様の視点から見た時に不公平≠ニなりますから……」


由子(黒服は私の味方ではない……。でも……敵という訳でもない……!)


恭子(どちらにも肩入れはせず、か……。つまり、あいつは完全なる中立……)


黒服「生贄選定に於いて、不当な差別≠竍贔屓≠ェあってはなりません……」

黒服「今回の様に、洋榎様にチャンスを差し上げる事になった場合でも……」

黒服「我々には、貴女方5人の公平性≠保つ義務≠ェ課されているのです……」


洋榎「……っ」

洋榎(正論……っ! 認めざるを得ない……絹の指切りを……!)

洋榎(ざッけんな……っ! 絹は……絹は傷付けさせん……絶対にや……っ!)


自らの意思とは関係無く、勝手に脚が小刻みに震え始める。
洋榎はそれを必死に押さえながら、ひたすら気丈に振る舞おうとしていた。



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