過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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917:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/07(土) 01:09:12.92 ID:SHExZ/GTo
郁乃「洋榎ちゃんの手ぇ、煙出とるやないかっ! ハハッ……アハハハハッ!」

黒服(肉をも焦がす高熱を帯びたあの鋏を……持ち続けて……!?)

黒服(有り得ない……我々の行動予測分析で彼女を推し測る事は不可能……ッ!)


恭子「手伝うって……お前……何する気や……!?」

洋榎「見て分かるやろ……? うちが直接絹の指を切り落としてやるんや……」

絹恵「ひぃっ!」カタカタカタ......

由子「そ、そんなの駄目に決まってるでしょ!」

洋榎「……駄目? なんでや……?」

洋榎「黒服、うちが絹の指を切ったらあかんルールなんてあるんか?」

黒服「……いえ、その様なルールはございません……」

洋榎「なっ? ルールは絶対、けどルールに無ければ何をしてもええんやで?」


黒服(当事者の2人以外が触れられぬよう、鋏に細工を施した故……)

黒服(洋榎様がその鋏を利用して何かを仕出かすという発想は無かった)

黒服(それがこの様な事態を招くとは……我々はそこまで考慮していない……!)


洋榎は黄金の鋏を握り締め、絹恵の元に向かって歩き出す。


由子「黒服ッ! 今すぐ当事者以外が指を切る行為を禁止するルールを追加して!」

由子「自分で指を切れなくなった場合のみ手伝う事が出来る、でも構わないわ!」

黒服「それはどちらも不可能です、真瀬様。」

由子「なぜっ!?」

黒服「勝敗の行方に直接関わる様な規則を、試合中に追加する事は認められません」

由子「そんな……っ!」


2:06


洋榎「残念やったな由子……。けど、お前にも逆転の手段は残されとるで……?」

洋榎「暴力を以って……力尽くでうちをあと2分¢ォ止めすればええんや……」

洋榎「お前がその強硬手段に出た場合、当然うちはコイツで反撃するけどな……」


洋榎は右手に持った黄金の鋏を顔の前に翳して言った。

こちらは鋏で洋榎を突き刺す事に抵抗を持っているが、
相手は容赦無くその刃を自分の身体に突き立てて来るだろう。

身体能力のみならず、精神面でも既に由子は洋榎に負けている。
その様な状態で、由子が洋榎に肉弾戦を挑める筈も無かった。


絹恵「い、いや……来ないで……っ!」


洋榎「ごめんな絹……。最初からこうしておけば、お前の苦しみを減らせたのに……」

洋榎「けどもう大丈夫や……。お前は何も考えず、ただ我慢≠キるだけでええ……」

絹恵「やだ……やめて……お姉ちゃん……」


洋榎(やっと守れる……この手で……絹を……お前の命を狙う死神から……!)


洋榎「 後 は 全 部 お 姉 ち ゃ ん に 任 せ と き ぃ や 」


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