過去ログ - 洋榎「次鋒戦と副将戦が無くなるんやて」
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923:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/09(月) 03:21:06.22 ID:X5HcOsXho
洋榎は鋏を持つ右腕を振り上げ、絹恵の左肩にそれを深々と突き刺した。


絹恵「 ん゛ん゛っ っ っ ーーーーーッ ッ ッ ! ! ! 」


絹恵は声にならぬ悲鳴を上げ、激痛に顔を歪め更に大量の涙を流した。
洋榎は痛みで力が抜けた絹恵の左手を掴み、地面にグッと押し付ける。
そして、鋏を持つ右手を振り上げ、絹恵の左手首にそれを突き立てた。


ズンッ……


絹恵「 ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ゛っ゛っ゛ッ゛ッ゛ッ゛! ! ! ! ! ! 」


目を裂けんばかりに見開き、それまでとは比較にならない絶叫を上げる絹恵。
鋏は絹恵の手首の骨を砕き、貫通してコンクリートの地面に突き刺さった。

まるで磔にされたかの如く、地面に固定された絹恵の左手。
痛みで握力を失ったその拳は、蕾が咲く様に緩やかに開かれた。
洋榎はゆっくりと鋏を引き抜き、絹恵の中指にその刃を当てる。


0:46


洋榎「…………」

洋榎(ここで3本目を切ったとして……由子はすぐに切り返してくる……)

洋榎(この1本が最後とはならん……。4本目、5本目と勝負は続く……)

洋榎(その度に絹は恐怖と苦痛を味わわされ、激痛に悲鳴を上げるんか……)

洋榎(せやったら……いっその事……)


洋榎は自らのタイを解き、それで絹恵の手首の刺し傷の少し下を固く結んだ。
そしてその手首の傷口、骨が砕け穴が空いた部分に鋏の刃を合わせ軽く挟む。


洋榎「こうすれば……3回分の痛みが1回で済むやろ……?」


洋榎は鋏を握る右手に左手を添え、そこから一気に体重を乗せた。


ゴキゴキゴキッ……


口を布で塞がれているにも拘らず、耳を劈く様な悲鳴が屋上に響き渡った。
全身を痙攣させる絹恵、誰もが息を呑み、言葉を失い、ただその様子を眺めていた。


0:09


激しい痛みと大量出血によって、絹恵は朦朧状態に陥っている。
焦点の合わない虚ろな目をして、小さな呻き声を上げていた。
洋榎はそんな絹恵の頬を撫で、優しく見詰めながら語り掛ける。


洋榎「眠りや絹……。この悪夢≠ェ終わるまで……」

洋榎「お前が目を覚ます前に、うちが全てを終わらせるからな……」


絹恵「う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ っ っ …………」

絹恵「…………」


完全に意識を失ったのか、絹恵の身体の震えが止まった。
洋榎は切り落とした絹恵の手首を持って静かに立ち上がる。


0:00=@カチッ…ピーッ…ピーッ……



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