過去ログ - エルフ「もう、共には生きられない」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/27(月) 23:27:25.54 ID:E5msa0ko0
【自己紹介】
「なる程な……で、考え事しながら歩いてたらココに来たのか? この森には魔物が出るって知ってんだろうが、バカじゃねえの?」
「それは……ごめん。でも助かったよ。ありがとう」
悪態に反論する事も無く、童顔の青年は柔和に微笑み手を握った。
その所作に違和感は全く無く、馴れ馴れしさや厭らしさも無い、純粋なものだった。
避ける間も無く手を掴まれた魔者の青年は、
「いいのか? 怖い魔者に手を握り潰されちまうぞ?」
と、脅かすが
「種族が違うから怖い? そんなのは怖れる理由にはならない」
間を置かずに告げられたその言葉を聞き、満更でもなさそうな顔で、頭をぼりぼりと掻いた。
「なあ…お前の名前は? ああ、オレはブラッズな」
「僕はリナト。よろしく、ブラッズ」
こうして、種族の違う、二人の青年は出会った。
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