過去ログ - むりやり小説ゲーム 二番館
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882:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/28(日) 21:17:41.24 ID:EH7umyHRo
〜〜〜 まいすいーと☆だーつ 前話の続き+第二話 〜〜〜

誰も使われていない教室、空き教室には古びた机に椅子が幾つかしか置かれていない。
黒板なんて物は無く、ホワイトボードを用いていたと思われるそれも、随分損傷が激しい。

しかし、この隆盛高校において、このような場所は割りと貴重な存在であったりする。
お隣の旺盛女子高等学校が有名でお嬢様校である。そこのおこぼれや、思春期真っ盛りな男子を受け容れる器。
それがこの高校でもあり、生徒数は深刻な少子化でもあるというのに、千を軽く越えていた。

「あぁぁ、もう、なんであんな二人組みに負けなきゃならないのよぉ!!」

その場で姫カットが随分暴走気味にダーツに興じている。顔は既に茹蛸のように赤い。
彼女がお怒りな理由は一つである。旺盛女子との練習試合で、俺と彼女とコンビを組んだのだが敗れたのだ。
最終的には完敗に近く、彼女は下着一枚だけの姿とされ、俺に至っては……全裸に剥かれたのであった。

「はぁ、そこの悪霊的変態がもう少し使い物になれば……勝てたのに」

「お前だって、的に当てたの一投だけだったじゃないか」

「うっさいわね! あんた、見事に全部外していたじゃない! よくそれでダーツ部なんて入れたわね」

「入る気、元々無かったんだけどな」

「わ、私もよ!! あぁ、なんでこんな事に……。隆盛高校の姫となるべく、この髪型だって……ぶつぶつ」

「なんだその小さい野望は」

「小さくないわよ! ……それにしても、羽川さん、来ないわね」

「なんか、もう一人勧誘したいといってリサーチに出掛けたぞ」

「ふぅん……、随分頑張るのね、ダーツなんかに」

彼女はダーツにも飽きたのか、椅子にぺたんと座っては暇そうに端末を弄り出す。
携帯も進化し、腕時計のように巻くタイプから、様々なタイプが派生。そして彼女が用いているのはパネルが開閉するタイプ。

どうやら彼女は携帯端末システムを利用して、>>883に夢中のようだ。


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