過去ログ - むりやり小説ゲーム 二番館
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954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/04(日) 21:41:21.66 ID:pMXqW5UWo
「それは、お前には幼女をレイプしたという重い過去があるからだ」

「はぁ? 幼女? んなもん俺はしたことねぇぞ!?」

「した、私は知ってる。良く知ってる……!」

何故かぐいっと身体を寄せるようにされては、顔を近づける羽川。
その余り感情を表に出そうとはしない彼女が、この時だけは妙に気迫を感じられ、眉を顰めているのである。

その威圧感に圧された形になった俺は、本当にそんな事があったかどうか、思い出そうとする。
しかし当然そんな記憶は無い。そもそも、俺はどちらかといえばお姉さんの方が好みなのである。
そう、あえて挙げるとするならば、生徒会長で一つ年上の幼馴染、藤堂凛々香のような――。

「……本当に、そんな記憶はないと言い張るの?」

「あ、あぁ。悪いが幼女をレイプするような危険な趣味は無いぞ!? あったとしても、二次元だけの世界の話だろう」

「……残念」

「な、何で残念がるんだ……?」

「それじゃ、私が思い出させてあげる。……十年以上前の記憶を引き出させてあげる」

彼女は突如、ダーツを取り出し俺に向けた。額に押し付けられるんじゃないかと思えるほど至近距離で掲げた彼女は、
暫くの間その様子で留まり、そして今度は俺の眼の方へポイント部分を向けたのだ。

危険な行為、その眼球を潰そうかと思えるような彼女の気迫のせいなのか、ある出来事を思い出すことになる。

―――― 子供の頃から、俺は祖父の影響でダーツを習っていた。
電子ゲームには全く興味が無く、次々と開発されていく子供の玩具をそっちのけで、俺は祖父と一緒にダーツを楽しんでいた。
その実力は祖父にも認められるようになり、子供ながら自慢したくなった俺は、外へ駆け出すことになる。

しかし、その先がどうにも曖昧だ。公園でダーツをしようと皆に持ちかけたが、公園は最早普通の遊び場ではない。
皆がそれぞれ、携帯端末を用いては通信対戦を行い、交流を行う場であったのだ。

誰もが、ダーツには見向きしなかった。以前より有名になったとはいえ、この時はまだ子供には受け容れられていなかったのだ。
しかし、とある子供が俺に興味を示し、そして……俺が、その娘に>>955をしたんだ。


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