過去ログ - むりやり小説ゲーム 二番館
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967:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/04(日) 22:25:29.84 ID:pMXqW5UWo
俺がその事実を知り、身動きが出来ない程衝撃を受ける中、凛々香は俺の手を取って言うのだ。
震えるその手を握り締め、そして俺に……「このふんころがしをお守りにして参加してね」と、小さく呟いた。

何故ふんころがしなのか、それは最早嫌がらせそのものではないのか、と彼女を見るのだが、
妙に馬鹿にしたような笑みを浮かべた彼女は、そのまま手を振って去ってしまうのだ。

しかし、幼馴染で割りと付き合いの長い彼女が、何故そのような知識を持ちえていたのだろう。
疑問に思いつつも、去っていく彼女に声を掛けれなかった俺は、ふんころがしを掌で転がして遊んでしまっていた。

―――― 話が聞こえてきた。お茶を買いに行っては、ボトルを片手に戻ろうとしたのだ。
しかしその直後、生徒会長と蒼井さんとの話が耳に入り、私は立ち聞きする形となってしまっていた。

抗争、そして蒼井君はオリオンの構成員、寧ろ今となってはリーダーそのものの存在。
その話を聞いて私はつい、ボトルを握り締めてしまう。

「…………」

笑みが零れてしまう。やはりこの高校に通って正解だった。
羽川舞姫、そして蒼井閃が、オリオンを構成しては抗争に打って出ようとしている。

「父の仇、絶対に取る……」

この高校に入学する前、私は受験生として、旺盛女子を目指していた。
しかし、謎の少女の抗争参加に、私達の傘下であったこの第三東京区は奪われてしまうのだ。

私の父が、彼女によって痔に苦しみ、財閥から退陣する羽目となった。
その事実を知った私は、ある程度までその犯人を絞り込み、この高校に潜入する形で通う事になった。

羽川舞姫、彼女の腕は一流だ。しかし、PSIはどうだろう。私達のグループ『キューピット』が再び敗れる筈がない。
私を筆頭とする構成員は、旺盛女子の人々がメインである。そう、私達が敗れる筈がないのだ。

唯一の弱点、アレさえ仕込まれなければ――――。

―――― 何が起こっているのか、私にはさっぱり分からなかった。
用事といっても、ただ小学校時代の友達と久々に会う事になり、部活を休んだ私は、夜遅くまで彼女達と時間を楽しんでいた。
そして帰路に着いたのが0時半、偶然通りかかったその場所で、それは行われている。

「フフッ、今度も勝利は頂くっすよっ!!」

旺盛女子の制服を纏った一人が、ダーツを飛ばして一人の少女を狙っている。そして、そのダーツが目前に迫り、>>968となったのだ。


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