過去ログ - 【安価】エレン「オレが最強の兵士に?」アルミン「家族になりたい」3【育成】
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968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/30(木) 05:56:20.05 ID:+HT0fDRq0
「エツ君、もうちょっとバランス良い武器の渡し方できなかったの?
 いくらなんでも3班の武器は気の毒だよ」

「え、俺!?
 そんなん、俺のせいちゃうよ、別に中身確認して渡してへんやんか!」

エツヤは振り返りながら言葉を返すと、唇を尖らせながらライドたちの方に来ると、シンの隣にどかっと腰掛けた。
「エツくじ運悪いもんなぁ、でも自分のくじ運の悪さに子どもを巻き込んだらあかんわ」というシンの言葉に「それ関係あらへん!」と声を荒げて言い返すと、ライドの前に広げられた資料に視線を落とした。

「…まあ、確かになぁ…悪かったなぁ…俺のせいちゃうけど。
 …あ、この子、川原…やっけ、ガンプラ当てたん!
 確か作ったんやんなぁ、いっやーこの子マジ熱いな!
 死んだのが惜しすぎるわ、ガンニョムについて語ってみたかったわぁ。
 でもエキュシアな、エキュシアもえぇねんけどな、やっぱ赤ザキュよな!
 赤い彗星ジャアの…あ、でもギュフもえぇよな、ザキュとは違うんだよザキュとは!
 なんせ3倍の――」

「エツ、エーツ」

シンにファイルでぱこっと頭を叩かれ、エツヤは機動戦士ガンニョムについての熱いトークを中断し、またも唇を尖らせてシンを睥睨した。

「睨まんといてぇや、今仕事中やねんからガンニョムの話は後。
 ほんまエツは昔っからガンニョム好きやもんな。
 ジャア好きすぎて、ずっと赤いTシャツ着てたもんな、エツのおかん呆れてたわ。
 『ジャア専用Tシャツやー』言うてはしゃいでなぁ…
 そうそう、シャツだけやなくて、確かランドセルも――」

「わああ、もう、シンちゃん今その話いらんっ!!
 もうせぇへんから、ガンニョムの話!!」

慌ててシンの口を押さえるエツヤの様子に、ライドはくくっと笑った。
アキヒロも溜息を吐いているものの、唇の端がくいっと上がっていた。
ライドとシン・エツヤとの出会いは専守防衛軍の養成学校に入って1年程経った頃だったのだが、シンとエツヤは幼馴染ということでいつもじゃれていた。
エツヤはライドやシンの1つ年下だというのにしょっちゅうシンのところに遊びに来るほどシンに懐いていたし、シンは昔からの付き合いの後輩ということでエツヤには少し厳しい面もあるのだが大切にしているのは見ていてすぐにわかった。
ちなみにアキヒロとの出会いはライドが担当教官という仕事を任されるようになってからで、同い年ながらもプログラムに携わっている年月はライドやシンやエツヤよりも長いのでプログラムに関しては先輩にあたる。


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