過去ログ - 【安価】エレン「オレが最強の兵士に?」アルミン「家族になりたい」3【育成】
1- 20
984:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/30(木) 08:09:30.27 ID:+HT0fDRq0
早苗の聞きなれた声がした。
その方を見ると、幼馴染の新藤鷹臣(男子8番)がおずおずと手を挙げていた。

「新藤、質問か?」

「あ、はい。
 その…ペアってどうやって決めるんスか?」

鷹臣の声は震えていた。
こんな震えた声を出す鷹臣は久しぶりだと思う。
最後に聞いたのはいつだったか、早苗を虐めていた楠本章宏(男子7番)と平馬美和子(女子11番)を制止してくれた時だろうか。
鷹臣は虐められていた早苗をいつも守ってくれた、早苗の大事な人だ。

「新藤君…だっけ?
 君はせっかちさんだね、今から説明しようと思ってたのにネ。
 ペアはこちらで決めさせてもらったよ。
 仲良い子と組めたらいいね、そうじゃない子もいるしさ」

畠は笑顔で答えた。
東田は畠の顔を見、また話を始めた。

「えっと…じゃあとりあえずみんな、自分の首に付いている物に注目」

早苗は言われて初めて首輪の存在に気付いた。
金属製らしいその首輪、あるとわかると息苦しくなる。

「それは耐水・耐ショック性で絶対に外れないんだって。
 心臓パルスをチェックして、みんなが生死がわかるんだ。
 位置もわかるらしいよ、すごいね、最近の科学は…」

一人で何を納得しているんだ。
早苗はツッコミを入れたくなった。
東田は続ける。

「いい? 絶対に外そうとしちゃダメだからね。
 首輪が…その、爆発するから…」

少し教室がざわついた。
高原椎音(女子8番)が横にいた航に何かを語りかけていた。
聞き取れたのは「土方の言った通りね」というところだけ。
土方涼太(男子13番)は何を言ったのだろうか?


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/299.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice