過去ログ - まどか「ネコみたいなのを飼うことになった」
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2014/03/30(日) 16:30:22.52 ID:8PsapEBj0
そして、杏子ちゃんは私たちの部屋へ来て、それぞれが向かい合うように布団をしき直しました。

杏子「結局マミさんは帰ってこなかったなぁ」

まどか「大丈夫だよ。パパがついてるから」

杏子「いや。そりゃそうだけど。さやかとふざけてたら……半分はアタシのせいだから」

さやか「アンタって意外と殊勝なところあるよね」

杏子「こっちはマミさんには世話になりっぱなしなんだ」

さやか「ずっと気になってたんだけど、アンタとマミさんて学校も違うんじゃないの?」

そっか、さやかちゃんは二人のこと詳しく知らないんだっけ。
でもわたしも詳しく知ってるわけじゃないし……。

杏子「まあ、仲間っていうか……。先輩だよ。同じものを目指してる」

さやか「なにそれ? 詳しく聞きかせてよっ!」

杏子「一般人が首突っ込むんじゃねえって話だよ。なあ、にゃんこ!」

ほむにゃん「ほむ! ほむ!」

私のよこにいるほむが勢い良く布団から顔を出して返事をします。

そのちょこっと顔を出しているのが可愛くて、耳をくい、くいっと引っ張りました。

さやか「マミさんと杏子ってまるで反対の性格なんだよね。マミさんはお淑やかで、お姉さんって感じだけど」

杏子「喧嘩売ってんのか? ああ?」

まどか「さやかちゃんは、杏子ちゃんと仲のいいマミさんのことが気になっちゃうんだよね?」

杏子「ん?」

さやか「まどか? 何いってんのアンタ?」

杏子ちゃんは私がどういう意図で言ったのか理解できず、頭の上にクエッションマークが浮かび、
一方さやかちゃんはわたしのことを責めるような目をしています。

さやか「ほほぅ、そういうまどかさんはもしかしてわたしが杏子にかまけてばっかりいるから、もしかして嫉妬してるのかなぁ?」

まどか「えっ? えっ?」

さやか「いいんだよ。なんなら、今日という日を機に、もっと仲を深めても!」

さやかちゃんはニヤニヤしながら両手を広げて私の布団に距離を詰めてきます。

まどか「さ、さやかちゃん!?」

するとほむが毛を逆立てて、さやかちゃんに飛び込んでいきます。

ほむにゃん「しゃーーーーっ!」

さやか「さやかちゃんを舐めるなーーー!」

が。ほむが飛び出して来ることをすでに予測していたさやかちゃんは、
手に持っていた枕でほむのタックルを弾き飛ばします。

その勢いで、杏子ちゃんの方へ飛ばされて、ちょうど頭の上に落下します。

ほむにゃん「にゅうーーー!!」

杏子「よう。にゃんこ!」

さやか「ふん。いつもアンタが勝つと思ったら大間違いだからね」
さやかちゃんはほむを見て勝ち誇っていました。
そして、そして不気味に笑みを浮かべて私の布団に入ってきて……
脇をくすぐるのでした。


まどか「ひゃっ、やめ、やめてよ。さやかちゃん。」

さやか「へへへ。ここがいいのかな。んん?? 観念しなさーーい!」

まどか「ははは、ダメ、ダメだってば!」


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