過去ログ - 【安価】エレン「オレが人類最強の兵士に?」サシャ「ムフフ、美味しそう」4【育成】
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2013/05/30(木) 19:36:36.19 ID:+HT0fDRq0
吉原遼(女子20番)は特異な少女だった。
異常性を表し始めたのは、5,6歳の頃。
最初は蟻だった。
餌を求め列を成す蟻たちを1匹ずつ指で潰した。
次は昆虫。
仰向けにしてもがく昆虫の足を1本ずつ毟り取っていった。
次は犬や猫。
野生のそれを見つけては、持っていたカッターなどで切りつけ、時には殺害したりもした。
それらのもがき苦しむ姿がとても好きだった。
その様子を見るだけで、自然と笑みが零れた。
幼稚園や小学校で、クラスメイトが転んで泣いた。
皆が心配する中、遼はやはり笑っていた。
痛がって泣き叫ぶ声も好きだった。
当然の事かもしれないが、遼はクラスで孤立していた。
仲の良い友達など、1人もいなかった。
気味悪がって誰も寄り付かなかった。
中学生になってもそれは変わらなかった。
噂が一人歩きして、ある事無い事噂された(大方は“ある事”だったが)。
ずっと1人だった。
しかし、別に構わなかった。
友達は要らない。
日々犬や猫を切りつけて、その様子を楽しむ事ができれば、それで良い。
そう思っていた。
しかし、中学2年生になった頃。
声を掛けられた。
「吉原さん、1人でいたら寂しいっしょ?
つーか美人なのに勿体無いっ!」
「貴音さん、確かに吉原さんは美人さんですが…勿体無いって…」
「だって勿体無いじゃん、1人でいるなんてさっ!」
「…という事らしいです、お友達になりませんか?」
キツい目つきで、ハキハキと言葉を発する椎名貴音(女子8番)。
それとは対照的に落ち着いた物腰と丁寧な口調の遠江敬子(女子12番)。
2人共自分の事を美人だというけれど、2人共とても綺麗な人だと思った。
初めて声を掛けてくれた、外見も、心の中も、とても美しい人たち。
「…でも、あたしは危ない人みたいよ、皆噂してるらしいし…
近づかない方が身の為…」
「自分でそういう事を言わないの、他人事みたいに…
噂は噂、アンタはアンタ、違う?」
貴音に叱咤された。
噂は大方真実なんだけれども。
2人は自分がごく普通の子だと信じているようだった。
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