過去ログ - ユミル「雪山訓練の後」クリスタ「ちょっと仲を深めました」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/30(木) 22:04:46.93 ID:XMMZm2AR0
そう茶化すとクリスタは困ったように笑って見えた。


「で、何か用?」


「あの、どうやって、降りたの……?」


「いつか教えてやるって。質問はそれだけ? 明日早いんだから、もう寝かせてくれる?」


私はベッドにどさりと転がった。今日はさすがに疲れた。あれをやると、消耗が激しすぎる。
目をつむろうとして、クリスタの動く気配が感じられないことに気が付いた。


「どうした、眠れないのか?」


「……私、嬉しくて」


「はあ?」


「誰かに探してもらえたことが、すごく、嬉しくて……ッ」


背中越しに、クリスタが泣いているのが分かった。だからと言って、振り向くわけではないが。


「おまえさあ、これが嘘で、ホントは殺しにきた刺客でしたって言ったらどうする?」


「ええ?!」


「まあ、嘘なんだけど」


「お、驚かさないで」


「お子様の夜更かしに付き合ってやってるんだよ……」


私は笑うのを堪えながら、ワザと眠そうに言った。


「そんなに……歳は変わらないでしょ」



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