過去ログ - モバP「ありすって名前、可愛いね」
↓ 1- 覧 板 20
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:36:26.12 ID:n/17hADMo
プロデューサーはこちらに気づいて振り向き、柔らかく笑う。
「おお、おはよう橘ちゃん。早いじゃないか」
「プロデューサーこそ早いですね」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:37:43.85 ID:n/17hADMo
特に理由は無いというのは嘘だ。本当は今日が楽しみで早く起きてしまった。実はアイドルになれたのは、とても嬉しいのだ。
理由は決してプロデューサーやママには言えない。なぜなら私は学校に行かないで済むのが嬉しかったからだ。
アイドルとして忙しくなればなるほど、学校に行かないで済む。
そう思うと、早くアイドルとして売れたいと強く思う。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:38:13.64 ID:n/17hADMo
というよりも、子供達が嫌いだ。
まあ、私も子供なんだけど。
学校の皆は、無神経で自分勝手で大嫌いだ。人を傷つけるような事を簡単にする。
きっと皆は馬鹿なのだ、人の痛みが分からないほどに。でないとあんな事はしないはずだ、できないはずだ。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:38:48.11 ID:n/17hADMo
「仕事は良いんですか?」
「大丈夫、それよりも美少女とお話しがしたいんだ」
「・・・ロリコンなんですか?」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:39:26.01 ID:n/17hADMo
「昨日言いました」
「いやぁ、それにしても嫌い過ぎかなって。他に理由があるのかなと思ったんだけど」
「昨日言いました!」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/31(金) 09:39:51.32 ID:n/17hADMo
「いや、僕の方こそごめんな。・・・しつこいようだけどさ」
まだ、この人は何かを言おうとするのか。
私はプロデューサーを睨む。
けれど、プロデューサーは少しも動じずに話し続ける。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:46:58.25 ID:n/17hADMo
********
「なあ、橘ちゃん」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:47:29.42 ID:n/17hADMo
「私の事を話せって急に言われても・・・何を言えば言いのか」
「じゃあ自分の名前を毛嫌いしてる理由を」
プロデューサーを睨んでみたが、悪びれる様子は少しも無い。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:48:12.43 ID:n/17hADMo
「コンビニに寄っていい?」
「もう三度も寄り道をしてるじゃないですか」
事務所からもう、三種類ものコンビニに立ち寄っている。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:48:45.64 ID:n/17hADMo
結局その後、二回コンビニに寄る事になった。
遅くなったから送って行こうとプロデューサーが言い出したのにその結果、余計に遅くなってしまった。
家の前で車から降りた時に、その事について文句を言うと。
「ごめんごめん」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 09:50:14.83 ID:n/17hADMo
*******
目覚ましがなっている、起きなくてはいけない。
しかし今日は一週間ぶりの学校だ。それを考えると布団から出たくなくなる。
そう思ってグズグズとしていると、ママが部屋に入ってきた。
59Res/26.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。