過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part16 -SS速報VIP

過去ログ - 安価で女装ギャルゲー風SS part16

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991: ◆EEWQeQ.ZIg[saga]
2013/06/21(金) 22:39:37.86 ID:CnCG8KdQo
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｜学院校舎内・廊下｜
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休み時間。貴方は、野暮用で教室から出ていた。

その用も済み、教室に戻る最中の事である。

＊「あの、――さん、ですね？」

貴方は突然、見知らぬ生徒に呼び止められた。
激しいデジャブを感じる流れだが……いつだったかの、漫画研究会の生徒ではない。

貴方「はい、そうですが……」

＊「はじめまして、私は三年＊組の＊＊＊と言います」

貴方「あ、ご丁寧に……一応、私も。――と言います」

＊「……気に入りました。お願いがあります」

まるで話の前後が噛み合わない一言だ。不安しか感じない。

＊「私のクラスは、今年は執事喫茶をする事になりました」

貴方「執事喫茶……はあ」

男と触れあう事の少ない女学院だからこそ、こう言った文化が発達するのだろうか。
せめてそれのもどきに触れる事で、最低限のときめきを忘れないようにと。

……そんな物は貴方が妄想しているだけで、実際は建前もへったくれも無い水商売の真似事。
なんて事が言えるはず無いので、貴方はやる気無く返事するだけである。

＊「その執事喫茶に、あなたを代表執事として迎えたいのです」

貴方「代表執事……？」

＊「あ、気にしないでください。ただの方便で、要するにゲストです」

＊「他の学年、クラスから、執事として相応しい人をゲストとして集める、という事ですね」

＊「時間毎にゲストを入れ替えて、どうにか客を集めようと……ンン！」

＊「もちろん、その間、喫茶店のウェイターとして働いてもらいますが……」

＊「我がクラスの集客に、一役買ってくれませんか？」

……これまた、ニッチな注文である。どうして貴方には、こう言った微妙な役どころしか回ってこないのだろう。
学院祭。生徒たちはその日、その期間に、ありとあらゆる欲望を放出するつもりだ。
その受け皿が必要なのだろう。その役に、貴方が抜擢されたのだ。

……果てしなく、面倒臭い。

貴方が役に立つと言うのならば、そう言う言葉に弱い貴方、ついつい請け負いたくなる。
もしそうするなら、気になるなら勤務時間だが……。

貴方は

1、やだ
2、いいよ
3、他には誰が？
4、勤務時間を聞きたい
5、自由行動

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