過去ログ - 静「泥棒をしよう」
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61: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 22:31:25.31 ID:Kz5dl0O90
静「?……康司、なんかさっきから静かじゃあないの……どうかしたの?」

広瀬川「えッ?あ、何でもないよ……ウン」

虻村「あーン?康司ィ〜〜おめーもしかしてよォォ〜、勉強する気が起きてねーんじゃあねえのかァ〜ッ?」
以下略



62: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 22:40:41.39 ID:Kz5dl0O90
静「……本当にどうかしたの?康司……具合悪いんだったら、早めに言いなさいよねッ?」

広瀬川「いやッ!そういうのじゃあないんだよ。ただ、そのォ〜……静さんは覚えてる?『杜王町の七不思議』の話……」

静「?……覚えてるけど、それが?」
以下略



63: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 22:50:37.85 ID:Kz5dl0O90
虻村「おい、もしかしてよォ〜康司ッ、おめーコワがってんのかよーッ?ウププッ!」

広瀬川「そッ!そんなんじゃあないよッ!ただ、その……もしも本当に、ペーパーマンに出会ったらどうしようッ!って思って……」

虻村「やっぱり怖がってんじゃあねーかッ!高校生にもなってよ〜〜ッ!」
以下略



64: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:00:24.34 ID:Kz5dl0O90
委員長「心配しなくてもそう簡単に、都市伝説にバッタリ出くわすことなんて、恐らくきっとないと思うよ。……『ペーパーマン』なんて下らないウワサ、誰かが作ったホラ話に尾ヒレが付いて広まっただけだよ」

広瀬川「ううん、そうかなあ……?確かにボクも、その可能性が高いかなってちょっぴり思っていたけれど……」

虻村「カッカッカーッ!んなモンあるワケねェーだろうがッ!なァ〜〜ッ?」
以下略



65: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:11:45.17 ID:Kz5dl0O90
紙人間『……』ペラッ

静「……」

『茨の館』の入口にある、黒い鉄製の門に『ペーパー・バック・ライター』はもたれ掛かっていた。
以下略



66: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:21:38.81 ID:Kz5dl0O90
委員長「ボーッとするのは勝手だけどさァ〜、僕達はここに勉強をしに来たって事、忘れないでくれよな?静さん、そこでずっと門眺めてたら置いてくよ?」スタスタ……

静「あーっと、委員長、ちょっと待って……勉強の前にさァ〜〜、ちょっぴり『お花摘みに』行ってきてもいいかしらーッ?」

委員長「……『花』?……ああ、はいはい……」
以下略



67: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:30:56.15 ID:Kz5dl0O90
…………

図書館内、女子トイレ――

バタンッ……
以下略



68: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:36:17.98 ID:Kz5dl0O90
静「……やっぱりそうよね、『あたし』よね……『他の三人』でも『赤の他人』でもなく、『あたし』……『あたし』に用があったのね?トイレに付いてきたって事は、そうよねえ?」

紙人間『……ここ2、3日の、君の行動を読んだ』

紙人間は、手に持った一枚の紙切れを振った。
以下略



69: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:41:49.94 ID:Kz5dl0O90
紙人間『……何だ?』

静「……アンタの『本体』って、『女』なの?」

紙人間『?……何だって?……?』
以下略



70: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:45:08.12 ID:Kz5dl0O90
静「……それで?この前あたしの申し出を突っぱねた『性犯罪者』が何の用?……今さらあたしに協力してほしいとでも言うのッ?笑っちまうわね〜〜〜ッ、フンッ!」

紙人間『まあそうなるな』

静「…………何ィ?何て言った?今ッ!?」
以下略



71: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/06/10(月) 23:52:20.83 ID:Kz5dl0O90
紙人間『君の能力は『物を透明にする』という、非常に単純なものだが、奥が深い。……君自身の柔軟な思考と相まって、強力な武器となっている。……それを見込んで、駒として使ってやると言っている』

静「……その口調についてはとりあえず置いといて……ともかく、『アンタに認められた』……と、考えてもいいのかしらね?これは……」

紙人間『そうだな。少しくらいならば、頭を下げてやってもいい。……僕の駒として、キリキリ働いてくれないか?』
以下略



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