過去ログ - 一方通行「借金の形に身売りする事になった」2
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二十日目
◆wmC3g/mCZw
[saga !nasu_res]
2013/07/21(日) 01:48:59.23 ID:Z1Z3GL3a0
乱れた呼吸が落ち着かぬまま、青い静脈の透ける細い太腿に手を掛け大きく開いた態勢を固定すると、再び腰を動かし始めます
一方「ひゃゥ…っ、…っあ…あ、――っひ…ィ」
抜き差しとも言えない程度に軽く上下させつつ壁を押し広げるようにゆっくりと大きく掻き回します
先ほどまでの激しさとは一転、もどかしいほどの動きで浅い部分を緩やかに攻め立てます
奥を突かれるのとはまた異なる快感に整った眉が顰められ、濡れた唇が戦慄きながら切れ切れに嬌声を零しています
ただでさえ感じ易い身体が達したばかりでより敏感になっている今の一方通行には緩慢な動きでさえ些か刺激が強過ぎるようです
一方「ふ…ァ、ァ、っ…ン、……はうゥ…っ」
壁に押し付けたままゆっくりと抜き出していけば如何にも堪らない様子でぱさぱさと髪を振り乱して身悶えます
深い部分を穿たれている時の高く響く啼き声とは違う、啜り泣くような声が木原の鼓膜に絡み付きます
怯えたようにさえ震える響きは何とも切なげで、けれど同時に確かな情欲の熱を孕んでいます
色味の薄い根は未だ勢いを取り戻す気配がないままですが、身体自体は既に大分昂ぶっている様子です
先の絶頂の余韻も醒め切らない内に重ねて最も感じ易い性感帯を間断無く擦り立てられれば当然の反応でしょう
敏感ではあれど無垢だった筈の身体は他ならぬ木原の手によって随分と淫蕩に作り変えられてしまっています
声のトーンが上がり始めたのを合図に少し攻め方を変えていきます
己の口内に吐き出してからまだくったりとしている色味の薄い性器の根元の、内壁を介してちょうどその裏側のしこりの様なもの
所謂前立腺に先端を宛がうと、ぐにぐにと捏ね回すように刺激します
突く事はせず、更には的確に力を調整している所為で達するまでは至らないものの一方通行の反応は顕著です
一方「っひゥ…っ! あ、…ンァ…っ、ィ……あ、ァう、……っあァあ…っ」
仰け反った喉が引き攣るような音を立て、閉じ切らない唇からは嬌声と唾液が止め処無く溢れています
甘やかに喘ぐ声や蕩けた表情から様子を窺いつつ、うねって絡み付く内壁を掻き分けるように腰を回します
震える細い指がふらりと宙を彷徨い、綺麗に整えられた桜色の爪を立てるようにして木原の腕に縋り付きます
肌の表面を走るその微かな痛痒すら今は情欲を煽り掻き立てる要素にしかなりません
醸し出す雰囲気から木原の心持が伝わったのか、組み敷いた身体が瘧のようにぶるりと震えます
途端きゅうっと絞られる後口の肉壁はとろとろに蕩けて柔らかく、深くへ誘うように絡み付いてきます
男根へダイレクトに齎される締め付けの快感と熱さが引き金となったのか、野性的に笑んだ唇が、ふ、と一つ息を吐いて
一方「ひっ――あァああ…っ!」
ぐりり、と前触れなく最も敏感な部分を強く抉り、焼けた楔を打ち込むような衝撃に悲鳴が空気を切り裂いて響きます
女の様な甲高い声に含まれるのはけれども紛れもない悦びで、拒絶の色など欠片もありません
泡立った白濁がごぷごぷと溢れるのに構わず、柳腰を押さえ込んだまま無遠慮に中を掻き回します
会陰から性器を伝い、或いは臀部の狭間を縫って零れた精液はしとどに濡れたシーツの上にぼたぼたと滴っています
内腿が薄く筋を浮かせてぴんと張り、滑らかな下腹部がぴくぴくと小さく痙攣しています
間断無い刺激の所為で先の興奮も醒め切らない内にどうやら再び絶頂が近付いているようです
そんな反応とは裏腹にふとずらした視線の先では色味の薄い根が漸く首を擡げ始めたばかりです
ほんの数瞬間をおいて、木原の唇がにやりと音がしそうな少々意地の悪い笑みを浮かべます
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