2: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:50:08.23 ID:r1VERYna0
「はぁ……」
何の変化も無い、平凡な日常。
私が誰もいない765プロ事務所の応接室のソファーで横になりながらのんびりしていた時の事。
3: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:50:38.85 ID:r1VERYna0
「あ、あれ……?」
幻覚?いや、でもここに……
「それ」は私の方をじっと見つめていた。
4: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:51:04.17 ID:r1VERYna0
私は、ソファーから起き上がり「それ」の方を向いて
「あなた、名前は?」
答える訳が無い、と思いながら問いかけてみると
5: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:51:51.05 ID:r1VERYna0
「どうしたの? あ、ちょっと待ってね」
私はさっき「ちひゃー」と書かれた紙を見て、文字なら書けるのかもしれないと思い小さな紙切れを机の上に置い
た。
6: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:52:27.51 ID:r1VERYna0
「おねーちゃんはちひゃー……?」
正直、何の事なのかが全く理解できずに混乱しかけていた。
お姉ちゃん……つまり、私の事? 私が、ちひゃー?
7: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:52:55.78 ID:r1VERYna0
「ブンブン」
再びちひゃーが手を振っているのを見て、私は紙に何が書かれているのか覗き込む。すると――
「おねーちゃんをちっちゃくしたのがちひゃー」
8: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:53:32.14 ID:r1VERYna0
「ぐぅ〜」
お腹の鳴るような音。
「もしかして、ちひゃーお腹空いてる?」
9: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:54:05.33 ID:r1VERYna0
ちひゃーは私の声に反応するようにして、机の端、私の近くまで歩いてくる。
こ、この流れで私の膝の上に乗ってくれたりしないかな……?
「ち、ちひゃー 私の膝の上……おいで?」
10: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:54:33.48 ID:r1VERYna0
「くっ! くっ! ぺしぺし」
ちひゃーが私の脚を叩き、クッキーを欲しがっているので早くあげる事に。
「ほら、あーんして?」
11: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:55:00.69 ID:r1VERYna0
「モグモグ」
「美味しい?」
「くっ!」
「もっと食べたいの?」
12: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:55:27.77 ID:r1VERYna0
「ちひゃー、眠いの?」
「くぅ〜 zzz」
既にちひゃーは半分寝ている状態だったので、私はそのままちひゃーを抱きかかえて横になる事に……
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