過去ログ - ライナー「これが‥‥戦士の生き様だ」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/03(月) 21:14:06.89 ID:6HCf9Ej30
下着の林にぽつりと落とされた疑問は波紋となり、一人の好奇心旺盛な少年の内部へと進撃をしてくる。
一手目に躊躇いはなかった。下着の上部を掴み、続いて下部へと指先が伸びる。しかし、その二手目は次の瞬間ぴたりと止まった。
そう、この好奇心を満たすには、触れなくてはならない。女の女たる所以、女体の最も秘められた部分を柔らかく包み込み隠匿する為に作られた‥‥クロッチを。
無論、真面目で品行方正である彼はその部分が”クロッチ”という名称である事すら知らない。だが、本能が告げている。これは、最も秘められた部分に触れている布地なのだと。
外側を掴むのなら、直接触れている部分に触るわけではないのだが、その神秘性が些かたりとも損ねられるわけはないのである。


「‥‥っ、く‥‥!」


ギリ、と奥歯が軋んで音を立てる。知りたいという欲求、それは彼の座学の成績を伸ばした大きな要因の一つだ。その欲望を抑えることなく解放していたからこそ、彼は逸材と呼ばれた同期には及ばないまでも、次席は確実とまで言われる程の実力を備えるに至った。
彼にとってその好奇心を抑えることは、苦痛ですらあるのだ。知りたい、この手で確かめたい。この予想は合っているのか?それとも、ただの妄想なのか?疑問が押し寄せて止まない。
しかし、彼の中の何かが実験を許さない。冒され難き神秘性の何たるかを理解するだけの人格も、彼には備わっているからだ。それゆえの葛藤に、彼は頭を痛めて蹲った。
顔を上げ、睨み付けるように下着に目をやる。その姿は傲慢に自分を嘲笑っているかのようにも見えた。触れるものなら触れてみろ、と。そう、挑発されているよにも思えてしまった。


(”いいよ、ライナー”)


「!?」


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