過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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132: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/06/19(水) 20:32:01.45 ID:yeR6bw810

ああ…―――思った通りだ。

この少年ならば、このまま僕を――『もう一人の僕』を、きっと殺してくれる。
自らのマスターを守れなかった用済みのサーヴァントなど、あの少女は必要としていないだろう。
いや、必要だったとしても、それは駄目だ。
こんな―――――いつ暴走するかもわからない僕を、誰かの傍になんておいておけるか。
僕はもう、壊したくない。
ここまで毒気が抜ければ、あのセイバーは『もう一人の僕』を殺せる。
銃での自殺が不可能だったことはまだ覚えているが、相手はサーヴァントだ。
人外の存在の攻撃力なら、流石の『もう一人の僕』でも死ねるだろう。

「■■コ■セ―――ボ■■、コロ■■■■■――――!!」

「!!―――バーサーカー!喋れるか!?良かった!正気を取り戻したんだな!」

「チガ、■――■■ヲ■■シテ、ク■、クレ―――■■■■■――――!」

「―――?―――ごめん、なにを言おうとしてるんだ?」

僕を、殺してくれ。
僕を殺してくれ!殺せ!
なぜ伝わらないんだ!なぜ殺そうとしないんだ!?
僕は君たちの敵だろう!君たちには僕を殺す理由がある!

「コロ、■■■■■、セ―――ボク、■■■■、ヲ、■■■■■■コロセ■エエエ■■エエ■■■■■――――――――――――!!!」

駄目だ、怒るな!
怒ったらまた正気を失う!
そうなる前に!
僕が僕であるうちに!



「――――――――――――――――――――――……わかったわ。…ごめんね、バーサーカー…」



ここまで



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