過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/06/05(水) 20:07:56.79 ID:5hZf+Eaj0
教会[入口]
極星十字拳。
視認できないほどの速度で相手の懐に潜り込み、一瞬のうちに切り刻む奥義。
ライダーは、この技で数多の反逆者を葬ってきた。
特筆すべきは発動から斬撃までのタイムラグの少なさである。
殆ど差などない。―――――ライダーが動いた時には、すでに斬撃が終わっている。
それでもアサシンは何とか反応し、皮を斬られる程度に被害を抑える。
「ぐぬうう!―――――くっ…今までとは、別格の速度でござるな――――それがお主の本気でござるか!?」
「片腹痛い!この程度で本気などと勘違いしていたら、その本気を見る前に土の汚れになるぞ!」
今までのような怒りに任せた制圧全身ではない。
聖帝は相手を自らの敵として捕らえ、その拳にて斬り伏せると決めたのだ。
「ハーッハハハ!!このおれに平静を取り戻させたことは褒めてやろう!その礼に―――十字の傷を一つ増やしてやる!!」
ライダーが動く―――――それはすなわち、すでに斬ったという事。
―――――――アサシンでなけば、最初の一発で斬られていただろう。
見えないほどの高速攻撃は、最早奇襲のようなものだ。
―――――しかしそこは経験豊富なアサシン、奇襲には馴れているし、見えない攻撃の対処法も知っている。
そのアサシンでさえ―――――――完全に躱すことはかなわなかった。
「くう……!速い…!――――これは拙者も後手に回っているわけには行かぬでござるな――――」
「ふん、まだそこまでほざけるか。――――ならば来るがいい!このおれに構えを取らせてみよ!!」
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