過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/06/24(月) 20:24:39.96 ID:Qs0n5pMS0
相手が悪い。
この男とは戦っては駄目だ。
球磨川禊。あらゆる面で格が違いすぎる。
人生を余すところなく負け続けてきた男。
勝利の味を終ぞ知ることなく落命した男。
生きたいと思うだけの、生きたいだけの間桐臓硯とは―――格が違う。
初めは単に、間桐雁夜への嫌がらせだった。
バーサーカークラスを潰してまで呼ぶサーヴァント、それが弱いはずがないと愚かな子孫にそう言い聞かせて、最弱の英霊を呼んだはずだった。
そうして現界した英霊は、確かに最弱ではあったが――――――。
最低でもあり、最悪でもあった。
全てを巻き込み最悪で終わらせる、取り返しのつかない悪夢のような悪魔だった。
「『さあ、出てこいよ。僕に勝てたら10円あげるぜ。』」
「――――――――――――――カカッ。悪いが、そのはした金すら渡す暇なく、お主は消滅するじゃろうよ」
―――――――体を――――蟲に―――――分解する。
間桐臓硯は逃げ出した。が、決してこれは敗走ではない。
このサーヴァントの呪縛から解放されるため。
そのためには已む無しだ。――――勿体無くはあるが、次の策を練るとしよう。
間桐桜――――――――――――あれはもう、捨てるしかない。
ここまで。
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