過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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183: ◆DDBjj51DRA[sage]
2013/06/26(水) 20:18:08.90 ID:2W2IztBq0
アインツベルンの屋敷[エントランスホール]



「……おや?皆さんどうしたんですか、そんなに黙りこくっちゃって。もしや私、タイミングが悪い登場の仕方でした?」

バーサーカーは脱落し、イリヤはそれを見て気を失った。
冷静で居られた者など、碧色の蛇を扱う男を除けば、この空間にはいなかった。

「……ざけるな」

「はい?なんですか?もっと声を張ってくれなきゃ聞こえませんよ、ええっと…アーチャー、でしたよね確か」

「………――――ふざけるな!!」

ヴァッシュが拳銃を二丁、その両手に構える。
即座に男の両肩に向かって銃弾が撃ち出され、勿論それは狙い通りの軌道を描くが―――。

「おおっと危ない!――やれやれ、随分と短気な方ですねぇ。私の何が癪にさわったんでしょう?」

男はそれを躱す。
ヴァッシュが全速力で撃ったであろう弾丸を、普通に回避できるとは思えない。
だから、普通でない回避方法を取った。
男の手には鎖。蛇の胴体。
そして天井にはアンカー、蛇の牙が食い込んでいる。
鎖で天井に釣られる男は、一瞬で自らの身長を三つ並べたような高さまで蛇を使って移動した。

「ああ、もしかしてあのデカブツを退治したことにお怒りですか?だったらそれは筋違いですよ、もともと私はアレの退治を依頼したんですから」

「必ずしもそれが必要な状況じゃなかった!その判断が出来なかったとは言わせないぞ!?」

男は鎖を伝ってゆっくりと地に足を着ける。
そのゆっくりとした動作からは、何か不吉なもの―――蛇の体を這うような感覚を感じる。

「状況?判断?いやいや待ってくださいよ。そんなこと考えるくらいならパパッと消滅させた方が、明らかに楽じゃないですか?」

「……お前!!」

「貴方がた、とくにセイバーには感謝してもしきれません!彼のおかげで予想以上に楽出来ましたよ。あのマイナスさんを動かす手間も省けましたし……」



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