過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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266: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/07/03(水) 19:46:47.35 ID:Fh382LeH0

僕が衛宮切嗣の手記とコンテンダーを入手してエントランスホールに帰ってきてみると、悲惨な光景が広がっていた。
アサシンに説明を要求して一通りの状況を把握した僕は、とりあえず手記の内容を全員に開示することにした。

「―――――……つまり、聖杯の器がイリヤ自身ってことね。あいつは比喩じゃなくそう言っていたわけか」

「ああ、そういうことになるだろうね。そのハザマってやつが前回のキャスターなら、そう言う事情を知っていても不思議じゃない」

「……不味いぞ、慎二。消滅したサーヴァントが四対を超えるとイリヤは完全に自我を失うんだろ?だったらもうリーチじゃないか…!」

キャスター。ライダー。バーサーカー。
ランサーがそう簡単に消滅するわけがないので、ここにいるアサシン、セイバー、アーチャーの内一騎でも敗北したら取り返しがつかない。
そうなれば聖杯に成ることは止められないだろう。

「もしイリヤが聖杯に成ってしまったら、それこそ聖杯に願いでもしない限り元には戻らないでしょうね。元々そういう目的で生み出されたのだもの」

しかも、聖杯に至ってしまえばハザマに何をされるかわからない。
ハザマの元にイリヤスフィールが居るというこの状況が本当に悔やまれる。
こちら側は、ただ一度の敗北も許されないわけだ。

「ひょっとしたら、ランサーが消滅している可能性もあるけどな」

その場合はどうすればいいのだろう。
ほとんど詰んでいるようなものだ。

「まあそれは無いでござろう」

「…だよなぁ」

まあ、その可能性は考えるだけ無駄か。
あんな宝具持ってて消滅なんてする訳ないし。




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