過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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323: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/07/09(火) 20:46:20.91 ID:iks+qEAB0
あれだ、このソラさんは2の中盤〜後半あたりのソラさんなのでロクサスさんも心芽生えきってない、とか……





衛宮邸[客間(和)]



「慎二、生きてるか?」

「……衛宮か。―――――ああ、なんとかね…」

セイバーから数十種類の鍵剣を見せてもらい、戦力面では一先ず安心だ。
問題は投影できるかどうかだが、そこは頑張るしかない。
なので、次は精神面。疑問を解消しておこう。
聖杯戦争のこと。アインツベルンのこと。切嗣のこと。
この家でそれらの事情に一番踏み込んでいる者は慎二のはずだ。
アインツベルンの城を見て回り、そこで切嗣の手記も手に入れているのだから。

「訊きたいことがあるんだけどさ…―――」

「…衛宮切嗣の手記についてだろ?そんなに読みたきゃくれてやるよ。もともと僕の物でもないしな」

慎二はそういいながら、ポケットの中に仕舞っていた手帳を取り出す。
年期を感じさせる一品で、黒の表紙にはいくつか折れ目や傷が付いている。
不精者だった切嗣らしいと言えば、確かにらしい。

「先に言っておくと、それはお前の父親が綴った手記とはいえ、それはお前宛じゃないぜ。お前に会う以前に書かれたものだ」

「ああ、そうだろうな。俺は切嗣がアインツベルンの魔術師なんてのは知らなかったから……いや、そもそもアインツベルンという家系自体知らなかったんだけどな」

「ま、知らなくて当然だな」

慎二はクツクツとわらった。
どうやら桜から受けた精神的なダメージは大方回復したようだ。
この辺りは流石慎二である。良くも悪くもめげない男だ。

「それでまあ、何だ――――…だからそれは、イリヤスフィール宛の手紙みたいなものだったよ」



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