過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
1- 20
36: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/06/08(土) 17:58:43.95 ID:Grqqnsni0
埒があかない。
ライダーは、素直にそう思った。
あれから幾度となく拳を弾き、蹴りを払ったが、――――状況に変化がない。
あれだけの運動をしてなお、アサシンは息切れすらしていなかった。
アサシンは動き続けなければならない分自分より体力の消耗が激しいはずだと踏んでいたが、それは読み違いだったか。

「――――次はここでござる!!」

「――甘い!ぜりゃあ!!」

さらに一度だ。
――――――――――――――――――温い。
もう少し刺激のある戦闘になるかと思えば、何だこれは。
お互いが全力を出す以前の方が、まだしも緊迫していたではないか。
後の先を取っている以上、ライダーには状況に変化を加えることが難しい。
アサシンも、こんな状況がいつまでも続くことを望んでいるとは思えなかった。
いや――――それは買いかぶりだったのだろうか。
少しでも出来ると思ったこと。それがそもそもの間違いだったのか―――――

「―――バングキイイィィック!!」

「――――――――――――――ふん」

さらに一度。
先ほどから同じことの繰り返し。
ハイスピードな戦況のなかに有って、聖帝は退屈すら感じていた。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/635.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice