過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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386: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/07/16(火) 20:37:42.27 ID:nWpNXZIW0
山道[中腹]



「……遠坂、大丈夫か?」

「バカにしないで。これくらいの山道、なんともないわ」

肩で息をしているし、息も荒い。俺にはかなり辛そうに見える。
それもそのはず、俺と遠坂が選んだルートは候補の中でもとりわけ険しいと思われる道だ。
待ち伏せに向かない地形で、直線距離ならば最短で頂上に辿りつく。
どうしても通れない場所もあるため、ところどころ迂回する形になってはいるが、それでも他の道よりは速いだろう。
流石に、慎二達より速く頂上に辿りつくとは思えないけれど。

「このルートを通っていけば、寺の池に出るはずよ。それも迂回する予定だけど、場合によっては突っ切るから」

「ああ、わかった」

「池に誰もいないとは限らないから、くれぐれも気を付けなさいね」

「それを言ったら、今だって突然襲われるかもしれないだろ?考えるのは後回しだ」

今は登山に集中しよう。
慎二より速く着かないのは山頂までの話で、イリヤにたどり着くのは俺達の方が速いかもしれない。
なにせ慎二達は、ハザマに遭遇してしまう。
その戦闘に時間がかからないということはないだろう。
勝つにしても、負けるにしてもだ。

「慎二達がハザマと戦っている間に、イリヤを助け出す。出来る限り急がないとな」

「それでバテたら話にならないわよ?イリヤがフリーになっているわけないんだから、一回の戦闘は決まっているようなものだし」

遠坂のいう事は正しい、だけど―――
そうは言われても、足が急いてしまうのだから仕方ない。




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