過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/07/21(日) 19:28:48.11 ID:LtozhSYf0
柳洞寺[境内]
ハザマがナイフを振るう。
正面に立つアサシンはそれをギリギリまで引き付けてから、のけ反るように回避。
攻め手を緩めようとしないハザマは、足払いでアサシンの体勢を崩しにかかる。
それに対して、アサシンはのけ反った体勢を発展させた後方宙返りで対処。
しかし、この相手に対してあまり大きな回避行動をとるべきではなかった。
「ヒャッハー!ごちそうさまだぜ!!」
鎖付きのアンカー―――宝具、『魂を喰らう碧い蛇(ウロボロス)』が射出される。
空を喰らいながらアサシンに向かって進むそれは、精神を喰らう悪夢の宝具。
ことサーヴァントとの戦闘においては、見た目以上にダメージを与えることが出来る。
碧の蛇は、サーヴァントの存在力を喰らうのだから。
「ぐっ、だらっしゃあ!!」
アサシンは空中で強引に体を捻じ曲げ、ウロボロスに背を向けるような体勢を取る。
逃げるためでも、無論諦めたわけでもない。
ウロボロスは事象兵器、踏ん張りの無い空中で相殺を狙っても失敗する可能性が高い。
そして経験ゆえの直感的から、直接防いで良い類のものではないことも感じていた。
だから直接は防がない。
ウロボロスを防ぐのは―――――――亡き故郷、亡き主の想いが込められた『五十五寸釘』だ。
事象兵器同士の干渉。それはアサシンの宝具が持つ特性からか、ウロボロスがはじかれるという結果に終わる。
「紙一重でござったな!しかしまだまだぁ!!拙者を倒すにはもっと熱くならねば駄目でござる!!」
「チッ!これがアンチアークエネミーの力か、ウッゼエな!」
アサシンは若干体勢を崩したものの、難なく着地。
ハザマは鎖を強引に引っ張りながら、バックステップで後ろに下がる。
その意味もない、ほとんど反射的に取った回避行動が呼び寄せたのは――
「ブリザガ!」
セイバーの魔術。―――――いや、魔法だ。
氷塊を形成し高速で射出するのに用いる動作は、わずか一単語だけ。
セイバークラスとはとても思えない。
「クソが!テメェらマジ殺すぞ!!」
物理的なガードは間に合わない。
足元から碧色の瘴気を立ち上らせ疑似的な障壁を形成するが、それでも威力を完全に殺しきるには至らなかった。
氷塊はハザマの胸部を打撃し、さらにそれは砕け、破片が全身を叩く。
「…!……がッ!!…――――…痛えぞコラァ!やってくれたなァオイ!!」
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