過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/07/22(月) 19:51:06.47 ID:UPYcQGYI0
柳洞寺[池]
「――――――なんだよ、これ――――」
僕は目を疑った。
――――――これが、聖杯――?
イリヤスフィールが吊し上げられたその孔から漏れ出すものは、純粋な魔力のみ。
純粋過ぎて、綺麗過ぎて――――――吐き気がする。
「聖杯は元来の姿を取り戻しているのだが……これを見て気分を害するとは、本当に魔術の才は皆無のようだな。間桐慎二」
「……言峰、綺礼…」
不味い。
どうやら、衛宮と遠坂はまだここまで辿りつけていないらしい。
この神父に僕一人で太刀打ちできる可能性は皆無で、逃げ切ることすら不可能に近いだろう。
「…イリヤスフィールは、どうなっているんだ……?」
一応、死んではいないのだろうが…―――。
それと同等の状況にあるのではないだろうか。
「現在は聖杯をこの世界に繋ぎ止めている。聖杯が役目を果たした時に、器もその使命を終えるだろう」
「………死ぬってことだな」
「端的に言えば、そうだ。しかし、アインツベルンのホムンクルスとはそのために生み出されるもの。これが正しい在り方だろう」
「…そうだな、お前の言ってることは間違って無い。……だが、衛宮はそれを否定するだろうぜ」
「当然だな。あの男の意思を受け継ぐ者だ……そのくらいでなければ、つまらない」
あの男。
恐らく、衛宮切嗣だろう。
僕からみれば、あいつは意思を受け継いだのではなく呪いを背負わされたようなものだが――――。
その呪いも含めて、衛宮は衛宮なのだから。
「それについては同意だよ。……本当におもしろいやつだぜ、衛宮は」
弟がPC使うってよ
少ないがここまで
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