過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/08/18(日) 20:59:51.96 ID:0soDlgxj0
《現地時間 02:00》
ドイツ[深い森]
『不味いな。どうやら感付かれたようだ。魔力ではなく人に反応する結界とは、迂闊だった』
半日を準備に使って戦闘態勢を整えたのだが、この分では暗殺は無理そうだ。
葛木は警戒しながら身を屈め、感覚を冴えわたらせながらゆっくり進む。
その拳には申し訳程度のテーピングと、キャスターの念派を纏っていた。
『魔力――恐らくホムンクルスだろう。それがこちらに向かっている』
「正確な位置まで割れているのか。……地形が悪いな。相手によっては考え物だ」
『気を付けろ。これは肉体を強化しているであろう魔力の流動だ。つまり、貴様と同じ戦闘スタイルを取ってくるだろう』
つまり、肉弾戦。
拳を武器に戦うスタイル。
「このまま、進める所までは進む。その途中で鉢合わせた場合は戦闘だ」
『殺す覚悟は出来ているか?』
「誰に言っている?私は暗殺者だ。戦うだけの意味無き人形を、殺すことでしか救えん咎人だぞ」
『そうか。迷いが無いなら、それでいい』
そこでお互いの言葉は途切れる。
キャスターは温存のため霊体となり、葛木は気配を消した。
音さえも殺すように、静かに進む。
殺すこと。それが、覚悟なのか諦めなのか―――――本人にも、よくわかっていなかった。
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