過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/08/22(木) 21:01:50.60 ID:LagXR6xf0
『―――――この程度では、流石に死なないか』
舞い上がる粉塵の中で、巨体が蠢く。
怒りによって更に隆起した全身の筋肉が瓦礫を押し上げ、血走る目はキャスターを強く睨んでいた。
「■■■■■■■■■■■■■■■■―――――――――!!!!」
振るう剛腕。
それが巻き起こす風圧だけで、人間など彼方に吹き飛ばされてしまう。
腕が地面に叩き着けられた瞬間など、考えるまでも無い。
『―――――――くっ!』
キャスターでさえ怯むほどの衝撃。
轟音は森を突き抜け、地面には亀裂が走り、数多の小島を作り出す。
まるで、ここから世界が崩壊を迎えるかのような有様。
このホムンクルスは、やはり本体同様侮れない。
『ふん。お互いに屋内向きの戦闘スタイルでは無いようだな』
「ダッタラ、押シ出シテヤロウカ!」
『必要ない。寧ろ―――――――――その役目は、逆だ』
キャスターが尻尾を薙いで、灰色の巨躯を吹き飛ばす。
浮き上がった巨体に向かって更に一撃。放つのは、先ほど城を貫いた物と同様の光弾だった。
光弾は灰色に接触しても弾けず、宣言通りに屋外まで叩き出す。その過程でいくらか壁は破壊したが、この城は案外頑丈なようだ。
屋外に至ってようやく光弾が光球まで膨らみ、更に森に差し掛かろうというところで膨れ上がる。
圧縮された力が球の形状を維持するのに耐えられなくなったような、突然の―――それは爆発だった。
「■■■■■■■―――――!!」
『叫べるだけでも上出来だろう。どうやら基礎の部分は本体と相違ないらしい』
爆発の余波も冷めぬうちに、キャスターは灰色の上へと瞬間移動した。
その勢いのまま、巨躯を念力で上空に放り投げる。
近接物理攻撃が主体の相手から、移動手段を奪うことがどれ程酷なことか。
灰色はただ、スターマインの如く撃ち出される光弾に耐えるしかない。
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