過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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78: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/06/12(水) 21:01:26.27 ID:+4qw/LZW0
アインツベルンの森[現在位置不明]


「はぁ―――はぁ――――遠、坂――――はぁ――はぁ―――」

「――――ん―――ハァ――はぁ――――だ、駄目よ、士郎――――こんなところで――――はぁ―――ハァ――」

「―――はぁ――はぁ―――いいだろ、遠坂――――――ヴァッシュもセイバーも、いないんだから―――――少しくらい――――」

――――――俺は、衝動のままに倒れこむ。
―――――――――――――――――――――――――――――もう、限界だ―――。







「―――少しくらい、休んでも」

「……まあ、連続で投影しながらの全力疾走だったものね」

アインツベルンの森に立ち入って数分、俺達は速攻でバーサーカーに遭遇した。
遠坂が言うには何やら不思議な力が働いているらしく、バーサーカーはこの森から出ることが出来なかったそうだ。
恐らく、ハザマという人物が仕掛けた結界のようなもの―――らしい。
魔力とは別の法則のようなものも感じ取れたらしく、遠坂がハザマは魔法使いでも不思議じゃないとか言っていたっけ――――
魔法使い――――――魔術師とは一線を画した存在だ。

――――――バーサーカーの誘導については今のところ上手くいっている。
セイバーとヴァッシュがメインで気を引いて、ちょっとした補助を俺と遠坂が行っている感じだ。
ちょっとしたと言っても、こっちは本気だ。なにせ相手がバーサーカー―――あのハルクである。
生半可な攻撃では挑発にすらならない。

「――――だからって、こんなところでへばってちゃダメでしょう。いつバーサーカーが来るかわからないのよ?」

「―――――――…そうだな。セイバーとヴァッシュに任せっぱなしも悪いし、もうちょっとがんばろう」

「……アサシンが居たら――――もうちょっと楽だったのよね……。本来、こういうこと用のサーヴァントだと思うのよ、アレ」

「――――……遠坂。―――慎二には慎二の人生がある。それを俺の我儘で犠牲になんてできないよ。なんどもそう言っただろ?」

「わかってるわよ―――――――――はぁ……ホントに、甘いわね」




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