過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/08/28(水) 21:44:10.68 ID:TOuMypW/0
ヴァッシュはもう一度、包囲網の弱点を考えてみる。
先ほどは攻撃を誘ってからのカウンターを狙ったが、それを更にカウンターされた。
高速で動いている以上、一発目の攻撃は誘うしかない。
此方からの攻め手は殆どなく、いい手だと思ったカウンターも反された。
力技――たとえば攻撃を喰らいながら攻撃するという方法も無くはないが、それは避けるべきだ。
アサシンの拳は重い。そう、受ければ吹き飛んでしまうほどに。
『喰らいながら』という前提が、そもそも成立しないのだ。
何とか踏ん張ったところで、反撃できる余裕などあるわけがなかった。
ランサーのような宝具があるというなら話は別だが―――いや、あれは例外だろう。考察する意味も無い。
ならば、やはりカウンターか。
ただのカウンターで足りないなら、カウンターのカウンターを―――更にカウンターするまでだ。
そう決めて、ヴァッシュは構えを取った。
左手と共に銃を肩に担ぐように乗せ、銃口を後ろに。
右手の銃口は、正面に向ける。
これでアサシンが縮地で後ろを取ることは無い。
これから先は、彼の技量と―――そしてアサシンの技量がものを言う。
ヴァッシュが一歩前に出ると―――
「ここでござる!!これぞイカルガ忍者の技あああ!!」
それを潰すように、アサシンが拳を放ってくる。ここまでは先ほどと同じ。
そしてその数秒後には、アサシンが仰向けに倒れていた。
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