過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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951: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/09/07(土) 21:03:46.90 ID:ZnX7WhTZ0

「ミャー」

「ん?あの路地裏が気になるの?」

これは、無駄かもしれないが行ってみるべきだろう。
手がかりは【おや:ハザマ】の首輪だけ。
教会に置いてきても、また一人で迷子になる可能性もある。
ならば取りあえず猫が興味を示した方に進んでみるしかない。

と、裏路地を除いたところで―――――衛宮士郎と遭遇する。

「あれ、シローくん?なにしてるんだよ」

「ああ、ヴァッシュか。いや、ここで子猫が鳴いてたから、腹でも空かせてるのかと思ってさ」

確かに、見るとそこには小さな猫が寝転んでいた。
愛くるしい表情で餌を求めるその姿はすさんだ心を癒して――――

「ん?……その猫…首輪つけてない?」

「…ああ、本当だ。付けてるな。えっと、名前は………んなっ!」

そのリアクションが出てくるということは、それはつまりそういうことだろう。

「……まさか、ヴァッシュ。お前の持ってる猫も、つまりそういうことか?」

「つまりそういうことさ……」


「…まあ、届けない訳にも行かないよな」

「ですよねー。……じゃあ、行こうか。あの男を探しにさ」

「わざわざ探す必要もないだろ。教会に預けてこれば―――」

「いやでも、それだとまた逃げる可能性もあるんじゃない?」

「ああ、そうか。―――――じゃあ、教会の前でしばらく待っていよう。それなら確実に手渡しできる」

おお。言われてみれば確かにそうだ。
じゃあ、教会で待ち伏せするとしよう。



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