過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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958: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/09/09(月) 20:44:40.03 ID:GgUtWZ+n0

「……そもそも、お前が衛宮に何を教えるっていうの?あいつは特例中の特例なんだろ?」

「特例ってのは否定しないけど、教えることが無いってわけでもないのよ。基礎的な魔力の運用法くらいなら知ってて損はないでしょう?」

基礎、ね。
僕はその運用自体もまだ満足に出来ないから、衛宮にとやかく言う筋合いはないな。

「まあ…基礎とはいえ、この辺りは殆ど感覚でどうにかするしかないから。慎二にはちょっと辛いでしょうね」

「………ま、そういう話は後でいいよ。先ずは魔法薬の調合についてだな」

この家の書庫にも薬学関連のものはいくつかあったが、大半が生物に支配的な影響を与える薬や、その起点となる効果をもった薬などについて。
間桐の性質上、そちらに偏るのは仕方がないと言えるが、僕にはもっと幅広い知識が必要だ。
その点遠坂は宝石魔術の家系。魔力を貯蔵することが出来る。
その性質が利用出来る礼装関連にも相当造詣が深いと見た。

「先ずはあれだな。タイミングやら時間制限やらが無く、純粋に知識だけで出来上がるで礼装とか無いか?」

「無いわよ。魔術師にとって、時間とタイミングなんて基礎中の基礎で、要点中の要点だっての」

「……だよな。となると、センスの問題か………」

まさか、この僕が自身のセンスの無さに悩むときが来るとは。
芸術センスは勿論の事、スポーツ万能で射撃センス抜群、博学でスマートなこの僕が!
……という冗談は置いておくにしても、センスというのが一番厄介であることは間違いない。

「そういう、あとはノリで何とかなる!みたいな無茶言わないでほしいよね」

それはつまり、ノれないやつはどうにもならないってことだろうが。

「人それぞれのタイミングだから、他人に教えてもらうのことは出来ないわね。自力で頑張んなさい」




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