過去ログ - 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】
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950:1 ◆0e.G9BzteE[sage]
2013/07/04(木) 03:25:24.74 ID:0HlqwQlw0



ランサー「よい、許す」



とても短い、その言葉。
そっと、白い指が動く貴方の唇に触れる。
驚く貴方に彼女は、死に逝く体でにこやかに微笑みかけた。



ランサー「私は縛る鎖はもはやない。ああ、本当に貴様の全身を流れる怨嗟の濁流に比べれば、
      あんなもの、無意味無価値の児戯に過ぎなかった。ああ、本当に私は死んでも愚かな女であったな」



そんなことはない、と貴方は声の出ない口で否定する。

彼女が自身を縛り付けていた怨嗟の鎖。
見方を変えれば、それだけ彼女は民の平和と安寧を願っていたのだから。
だから間違っていたとはいえ、その本質は讃えられるべき黄金の精神である。


もう彼女の体は半分も残っていない。
けれど消える命を前に彼女は恐れることは無く、ありがとうと小さく笑う。
 


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