52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/05(水) 15:26:15.36 ID:Ev3loo+e0
立ち上がり、ポケットからしゅるっとネクタイを取り出すと、自分の首にたたきつけるようにして数秒でこれを装着した。
その様は熟練した企業戦士のそれだ。
キュッと締め上げると、体内に駆けめぐる力を感じる。
わけのわからん確信を抱くと、青年の向かったほうに足を向けた。
順一朗は歩き出す。
自分が気持ちよく生きるために。
「ぐふふ」
かつては敏腕事業家として鳴らした順一朗のネジは、ちょっと緩んでいた。
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