過去ログ - ニンフ「安価っておいしいの?」
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166: ◆ZsTVLTKHlm7E
2013/06/10(月) 17:05:19.37 ID:Tb6h1oAN0
───神社前の大桜───

「何やってるんだ、俺・・・相手は未確認生物だぞ。なんで意識してしまうんだぁああああ!!」

俺は頭を抱えて絶叫した。なぜか絶叫したい気分だったのだ。

「それっていけないことなの?」


ふと、背後から声が聞こえた。

振り返ると、何もない空間が歪み少女が姿を見せる。

その羽は光を乱反射し、美しい色彩を放っている。

その髪は空のように青く、瞳はどこまでも澄んでいて吸い込まれそうだ。

「ニンフ・・・」

俺は彼女を見ると、ついドキっとしてしまう。


最初はそうでもなかった。意識しはじめたのはつい最近のことだ。

「答えて。トモキ───」

彼女は真摯な面持ちで尋ねてきた。

風になびくツインテールが、寂しそうに揺れている。

「だってよ、普通じゃないだろ!?そんなの・・・」

普通じゃない。それは相手が未確認生物だからではない。

例えば、将来結婚したとしよう。子供はどうなる?

異種交配は禁忌だ。神への冒涜と言ってもいい。

また、お互い寿命が違いすぎるのだ。色々な問題がある。

それらを踏まえての普通じゃない、だ。


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