15:1[sage]
2013/06/05(水) 12:31:56.40 ID:kuavA3wKo
下唇に人差し指を当て、しばし言いよどんだ後、意を決したかのように提案をしてくる春香。
そのあまりに突然の言葉に、思わず素っ頓狂な声が出る。
千早「そ、そんな……、材料とか無いし……」
春香「今から買ってくれば間に合うよっ。 それに、オーブントースター給湯室に置くようになったし!」
チラと時計を見る。 ただいまの時刻は10時半。
春香は二時間近く気絶していたということになる。
目覚める少し前まで、私が膝枕していたことを、春香は知らないけど。
千早「私には無理よ…」
春香「だいじょーぶ! 春香先生が居るからには、失敗はあり得ません!」ドヤッ
春香「だから……ねっ? 試しにやってみよ?」
千早「春香……」
春香「それに、今皆にもあげるつもりだったクッキーも食べちゃったし!」
春香「皆に作ってあげたら、きっと喜ぶと思うよ?」
千早「皆が……。 ……私、作ってみる!」
春香「やったぁ! じゃあ頑張ってつくろー!」
千早「精一杯、頑張るわ!」
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