17: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:38:25.80 ID:Dq758qPh0
ちょくちょく自分探しの旅をする兄ちゃんだけども、それでもあたしの兄なんだから。
……自分探しねぇ。
なんつうか、そんなので本当に自分を見つけられるのかって思うんだけどな。 あたしは。
18: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:38:56.79 ID:Dq758qPh0
火憐「兄ちゃん、他人探しの旅に行こうぜ!」
暦「いきなり何だよ。 まだ何の話もしていないのに、何で自信たっぷりに発言してんだ」
火憐「あん? 兄ちゃん旅に行くんじゃなかったのか?」
19: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:40:00.53 ID:Dq758qPh0
暦「何一人で納得してんだ。 つうか、他人探しの旅ってそれ人探しをしているだけじゃん」
火憐「……そう言われればそうだな。 さすがは兄ちゃんだ」
あたしの気付かない事に気付くなんて、やるじゃねえか。
20: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:40:55.41 ID:Dq758qPh0
火憐「え? こんな時間に?」
あたしの体内時計が狂っていたのかな? と思い、時計を確認。
時計の針は、九時を示している。
21: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:41:43.69 ID:Dq758qPh0
ふうん。
まあ、兄ちゃんが夜に出掛けるのは無い事でも無いし、詮索はやめとくか。 聞かないでくれっていう、雰囲気を感じるし。
火憐「んー」
22: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:42:09.34 ID:Dq758qPh0
火憐「どこがだよ。 まだぴちぴちの中学生だぜ」
暦「ぴちぴちって。 具体的にいうとどこがだよ」
火憐「決まってんだろ。 このおっぱいの張りとか」
23: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:42:46.94 ID:Dq758qPh0
火憐「見てたっつうか、月火ちゃんに聞いたんだよ」
暦「聞いたのかよ……」
火憐「おう」
24: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:44:07.83 ID:Dq758qPh0
閑話休題。
火憐「んで、妹の胸を触りたくて仕方が無い兄ちゃんはいつ出掛けるんだよ」
暦「ん? ああ、そうだった。 すっかり忘れてた」
25: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:44:38.22 ID:Dq758qPh0
そう言い残し、兄ちゃんは玄関の扉を開けて外に出て行く。
にしても、こんな時間にどこに行くんだか。 まあ、今に始まった事でもねえけどさ。
火憐「さてと」
26: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:45:07.25 ID:Dq758qPh0
さーて、どうした物か。
考えながら、リビングのソファーで寝そべる。
月火「お、火憐ちゃん発見ー」
27: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:45:48.04 ID:Dq758qPh0
こう見えて、意外と気が回るんだよなぁ。 月火ちゃんって。 直接言ったら怒りそうだけど。
逆の立場だったら、月火ちゃんが何かをやっていても、あたしは構わず話しかけている。
で、それで月火ちゃんを怒らせてしまう事が多々あるのだけど、結局は月火ちゃんもその内容に付き合ってくれるんだよな。
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