9: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:31:06.28 ID:Dq758qPh0
だから今から語ろう。
あたしと、兄ちゃんの話になるのかな。
絶対的に強い兄ちゃんと。
10: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:31:33.35 ID:Dq758qPh0
まず、月火ちゃんには勝とうとも思わないんだけどな。
で、そうだ。
確か最初、こんな月火ちゃんの言葉から、この話は始まるんだ。
11: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:33:11.40 ID:Dq758qPh0
「火憐ちゃんって、ホントウニジャマダヨネ」
って、月火ちゃんは兄ちゃんにそう言ったんだ。
ああ、言葉がうまく理解できていなかった。
12: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:34:59.92 ID:Dq758qPh0
始まったっつうよりは、終わっていったって感じかなぁ。
ま良いや、そろそろ物語を始めよう。 結局兄ちゃんみたいにぐだぐだと長くなっちまったよ。
まずはその前日の話から、順を追って話していこう。
13: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:35:42.37 ID:Dq758qPh0
以上、あらすじとなります。
続いて第一話、投下します。
14: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:36:35.01 ID:Dq758qPh0
十二月十四日、夜。
暦「なあなあ、火憐ちゃん」
火憐「んー?」
15: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:37:23.66 ID:Dq758qPh0
あー。 だけど、あたしも月火ちゃんも兄ちゃんに対して壁を作ってた感じはするよな。 踏み込んできたのは兄ちゃんで、変わったとするならばこの前の夏休み……いや、あれは仲良くなっただけだから、正確に言えば春休みだっけか?
夏休みはあたし自身、月火ちゃんと兄ちゃんの間で何かあったんじゃないかとは思っているんだけど、まあどうだかな。
それよりも、あるとしたなら春休み……かなぁ。
16: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:37:58.87 ID:Dq758qPh0
それが少し、ぶっちゃけると怖くもあったんだけど、それでも夏休みにあたしがヘマをした詐欺師の一件。 あの時の事で、そんなのは杞憂だと分かった。
兄ちゃんは、兄ちゃんだ。
だけどそんな兄ちゃんも、不安定な時があった。
17: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:38:25.80 ID:Dq758qPh0
ちょくちょく自分探しの旅をする兄ちゃんだけども、それでもあたしの兄なんだから。
……自分探しねぇ。
なんつうか、そんなので本当に自分を見つけられるのかって思うんだけどな。 あたしは。
18: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:38:56.79 ID:Dq758qPh0
火憐「兄ちゃん、他人探しの旅に行こうぜ!」
暦「いきなり何だよ。 まだ何の話もしていないのに、何で自信たっぷりに発言してんだ」
火憐「あん? 兄ちゃん旅に行くんじゃなかったのか?」
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