過去ログ - まどか「安価で1レスSS選手権!!」part7
1- 20
904:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/20(土) 22:32:17.32 ID:fn8zivQAO
ワルプルギス「グエァァァ……」

さやか「や、やった。遂に、ワルプルギスを」

ほむら「倒した、倒したのね……私は、私は、やっと」

マミ「でも、私たちだけの力じゃ到底無理だったわね……あなたたち二人がいなかったら、今頃私たちは」

キリカ「フン」

織莉子「ありがとう。でも、私たちも本来ならここにはいれなかった。あのとき……」

――――――

ほむら「ここまでよ、美国織莉子、呉キリカ、まどかはやらせない。とどめよ」

織莉子「くっ、暁美ほむらっ!」

まどか「ま、待ってほむらちゃん!殺しちゃダメだよ」

ほむら「まどか!放して、こいつらはあなたを」

織莉子「今なら!鹿目まどか、未来のためにあなたを」

まどか「美国さんも待って!少しだけ、私の話を聞いて」


――――――

キリカ「私たちと共闘なんて、こいつバカかと思ったよ。けど、死にかけの私たちに頭を下げて、頼む、頼むの連呼だもんな」

織莉子「ええ、いつでも私たちを殺せるのに、顔や手足が泥だらけになるまではいつくばって説得を続けられて……」

杏子「こいつらが根負けするまで何時間かかったかな。何度怒鳴り付けられてもあきらめずに。なあ、なんでそんなにがんばれたんだ?」

まどか「みんな、上杉鷹山公を知ってる?」

ほむら(そういえば、この時間軸のまどかは時代劇ファンだったわね)

まどか「希代の名君と言われた鷹山公も、藩政改革は反対と抵抗の嵐だったの。特に、藩の重役の息子たちは様々な嫌がらせをしてきたの」

まどか「けど、鷹山公はあきらめずに改革を続けたの。そうするうちに、服部正相、柏木三七みたいな強い反対をしてきた人も鷹山公に味方してくれるようになったの」

ゆま「おねえちゃんは、そのよーざんこうの真似をしたんだね」

まどか「うん、でもその重役の息子たちと仲良くなるには6年もかかったんだ。それに比べたら、私の苦労なんて苦労に入らないよ」

キリカ「聞いたかい織莉子、私たちは6年もいらないチョロいやつらだって言われてるよ」

織莉子「もうすんだことだし、いいじゃない。そういえば、私たち現代人は昔の人に比べて、じっくり時間を据えてがんばることが苦手になってるのかもね」

ほむら「繰り返し続けてきた私の旅も、そうして見れば短いものね。はーーあ」

まどか「大丈夫だよ。これからは、みんなで歩いていけるからね」

ほむら「ええ、ありがとう、まどか、みんな」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/486.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice