168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 12:42:48.37 ID:SpdY1++u0
順一朗は黙っていたが、やがて口を開いた。
高木「お前はそれでいいのか?」
P「何がだよ?」
高木「これはチャンスだと思わないのか?」
P「だから何のだよ!」
高木「…家族を持つことの、だ」
P「…」
高木「…妄想かもしれん」
立ち上がり、夕焼けに染まった街並みを眺める。
高木「しかしなP、いいものだぞ、家族は。たとえそれが偽りであっても」
P「…俺には必要ない」
高木「…そうか」
高木「さ、暗くなったら飯も食えないぞ。今の我々は日の出とともに起き、日の入りとともに寝るのだ」
俺は促されるようにしてちゃぶ台の前に座る。
一瞬、本当の父と子の立場になったような…そんな気がして嫌だった。
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