214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 20:49:33.88 ID:lvL5EMmO0
どうして人はこうも傷を舐め合おうとするのか。
裏切りなんて、そこらじゅうに潜んでいるというのに。
そう、俺の両親が、今俺とともにいないように。
春香(あ、また来ました)
四人はかすかな気配を残してすっと隠れた。
今度は埃も立たない。
慣れてきたようだ。
…慣れてどうする。
ちゃぶ台の下で俺は自問した。
女が座る。
「…ふっ、午後ティー」
どうやらここでお茶を飲むようだ。
そのお茶は、春香が俺の金で買ってきたものだった。
この話の大事なところは、『俺の金』という部分だ。
俺ばかりが損をしている。
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