406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:20:10.13 ID:TxE2nZnQ0
しずしずと、運動神経の鈍い猫のような足取りでこっちに近寄ってくる。
ふらふらしていかにも危なっかしい。
やよい「……こわくないこわくない……」
407:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:21:02.75 ID:TxE2nZnQ0
やよい「……」
P「ただ、いたような気がする。記憶に残っているような……」
408:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:21:51.18 ID:TxE2nZnQ0
やよい「三拍子ですかー……」
ひどく悲しげな顔をする。
409:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:22:29.15 ID:TxE2nZnQ0
やよい「家族計画ですよ？いいじゃないですか」
P「その名前からしてな……」
410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:24:00.76 ID:TxE2nZnQ0
やよい「……一人で生きるのはつらいです」
P「お前は子供だからな」
411:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:24:32.65 ID:TxE2nZnQ0
やよい「私のことはこれからもやよいって呼び捨てでお願い」
P「いや断る」
412:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:25:18.25 ID:TxE2nZnQ0
やよい「正直申しまして、私は一人での放浪生活には限界を感じていました」
P「だいたい、お前はどうしてひとりなんだ？」
413:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:25:47.02 ID:TxE2nZnQ0
P「ほら、お前も同じじゃないか」
やよい「え？」
414:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:26:32.85 ID:TxE2nZnQ0
P「……戻れ、もう夜中だ。学校に差し支えるぞ」
やよい「……明日はお休みですー」
415:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:27:07.09 ID:TxE2nZnQ0
P「確かに別れないこともあるかもしれない」
やよい「じゃ、じゃあ……！」
416:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 03:27:53.38 ID:TxE2nZnQ0
やよい「う……」
P「結局は俺たちは他人同士だ。考え方や何を信じるかは個人の自由、完全に一致することはありえない」
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