57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga saga]
2013/06/07(金) 21:52:28.13 ID:rQg96V3e0
  
  
  
 ―午後八時。 
  
 駅前。 
  
 レール下。 
  
 そこでは悪の取引が行われたりする。たまに。 
  
 律子「〜♪」 
  
 秋月律子の口笛が、薄暗いレール下に響き渡る。 
 悲しげな旋律。 
 律子は壁に寄りかかり、無為に時間を潰しているように見えた。 
  
 律子「…」 
  
 通りがかった学生服の少年の、袖をつまんで引き止める。 
  
 少年「えっ…?」 
  
 いきなりつかまえられて、少年には困惑が見える。 
 律子はうつむきがちにぼそりと口にする。 
 人と話すの苦手。 
  
 律子「…チョコレート」 
  
480Res/251.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。