過去ログ - 姫神「いい加減彼に思いを伝える」
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2013/06/06(木) 15:01:30.41 ID:+hT9fewpO
 トムソンという運び屋に傷付けられた時も自分の為に倒してくれた。そんな彼に恋しているのだが、ライバルは五桁にも達するのではないだろうか。 
  
 パラ…パラ……パラ 
  
 ライバルがクラスにもいる中、自分はどうだろうか。彼に意識してもらっているのだろうか。 
  
 ただでさえ影が薄いのに。 
  
  
 自分は彼の家に居候しているシスターの様な無邪気さは持っていない。 
  
 わかってる。 
  
 自分は第三位のようなキャラの濃さも持っていない。 
  
 わかってる… 
  
 自分はイギリス清教の神崎火織のような包容力は持っていない。 
  
 わかってる…… 
  
 自分はクラスメイトの吹寄整理ほどのプロポーションも持っていない。 
  
 ………そんなの。わかってる。 
  
 だけど。彼を想う強さだけは譲れない。 
  
 パラ…………パラ………パタン 
  
 姫神秋沙は所謂少女漫画を読んでいた。 
 内容はこうだ。 
  
 鈍感な主人公が好きな黒髪ロングのクラスメイトである。ヒロインが突然居候する事になった女にNTRされるといった物だ。 
  
 少女漫画と侮るなかれ、少女が読むには過激なシーンも含まれる。 
  
  
 この漫画で姫神秋沙と漫画のヒロインの 
 共通点ーーーー 
  
  
 想っているだけで伝えなかった事。 
  
 いつまでも彼に思いを伝えなかったヒロインは、ずっとクラスメイトという立ち位置のままだった。 
  
 しかし 
  
 はっきりと好意を伝えた女は、鈍感な彼に自分を意識させる事に成功する。 
  
 これを利用しない手はない。 
  
 姫神「………これで。上条君も私を意識するはず。あわよくばそのまま…ふふふ。」 
  
  
 姫神はある事を決心し、明日に備える。 
  
  
 明日。彼に想いを伝えよう。 
  
 瞼を閉じて思い浮かべるは 
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