8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/06/06(木) 23:30:33.09 ID:EFc8l7X10
「ああ、もう。いい時間ですし、事務所に戻りますよ」
「え? あ、あの、まだ言われた時間じゃ……」
「いいんですよ。さっきプロデューサーから連絡ありましたから」
「連絡? もしかして、さっき携帯、いじってたのって……」
「ああ、メールが来てたんですよ。準備ができたって」
準備? 現場に向かう準備かな?
ここから事務所までは歩いて二十分くらい。
その間、幸子ちゃんとは他愛無い話で盛り上がった。
一番盛り上がったのは、やっぱり、プロデューサーの話。
友達の友達が、友達だったりすると、話の種に、なるよね。
事務所に着いた。 ……でも違和感がそこにあった。
この時間、真昼間なのに、静まり返った事務所。逆に不気味。
あ、親友はさあ入ろうって言ってる。
なんか、いつもと違うから、入りたく……ないんだけど。
「さあ、行きますよ」
幸子ちゃんが先に入ってしまったので慌てて後を追う。
事務所は電気もついてなかった。暗闇……親友が喜ぶ、フフ。
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