過去ログ - クリスタ「ユミルを好きになるお話」ユミル「ほう」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/06/07(金) 16:21:20.09 ID:Xi4wfY2R0
「前向きに、戦場に戻れるってか?」
「そうじゃないけど」
「……生憎私は女神クリスタ様みたいに、誰もに平等に優しくはできない。私は私のことでいっぱいいっぱいさ」
「でも、こうやって来てくれてるじゃない」
「バカ、そりゃ……おまえが……うん、まあ孤独死されたら寝ざめ悪いしな」
「どういうこと?」
「聞くな。じゃあ、もう私行くわ」
「ありがとう、ユミル」
少し慌てた様子で、ユミルは戻っていった。
「くすくす……」
向かいの彼女が笑っていた。
「ごめんなさい、聞こえてたわ」
「こっちこそ、ユミルがごめんなさい」
「いいのよ。愛されてるのね」
「そんな大げさなものじゃないよ」
「どうして? 見ていて思ってたわ。大切にされてるって。包帯だって、担当者に任せればいいのに、替えにくるし」
「そうなの……ホントは世話好きで」
「そういうことでなくて、あなたも鈍感ね……」
「?」
「彼女、あなたのことが好きなんじゃない?」
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